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第一回 SKY-1組立・飛行講習会

2008 年9月6日初稿
2008年8月3日、4日にSKY-1の組み立て・飛行講習会を行いました。無人観測機を研究者自らが運用するためには、修理や操縦が自分でできる必要が あります。そのため、SKY-1を自分で運用してみたいというモニター希望者の皆さんに、自分用のSKY-1を作っていただき、操縦訓練もしていただくと いう企画です。

今回のご協力いただいた参加者は、以下の方々でした。
鈴木邦彦さん、雅子さんご夫妻 (桐蔭学園高校(横浜)・教員、理科教育や地域防災に活用希望)
小島知子さん、(熊本大学・准教授、エアロゾル採取・エアロゾル空中測定に活用希望)
安部祐一さん、(京都大学・学生(金子克哉さんのゼミ学生)、火山観測・磁場観測に活用希望)

1日目 SKY-1組み立て講習 会 (大阪大学豊中キャンパス)

 講師は最新版のSKY-1の設計改良・製作をお願いしている、ラジコン飛行機サポートショップ「SKY SUPPORT」の中西信昭さんにお願いしました。普段、時速300kmオーバーで飛行するパイロンレース機を製作されている中西さんの工作テクニックは 目から鱗が落ちるものばかり。受講者だけでなく、自己流でラジコン飛行機をつくってきた私も、大変勉強になりました。当日は、中西さんにカット済みSKY -1機体素材を用意していただき、ダクトファンユニットは佐伯が組立済にしておいた状態からスタートしたのですが、午前10時から始まって、なんと午後 10時までかかってしまいました。組み立ては二日間の日程でやるべきだったと反省しております。しかし、参加者の熱意は途切れることなく、皆さん、最後ま でがんばって、自分専用のSKY-1を完成させました。
sky-1-lectue_snap
sky-1_lecture_members
各自のSKY-1を製作する参加者
完成して大満足の(でもちょっと疲れてる)参加者
左から、小島さん、中西さん、鈴木夫妻、安部さん、佐伯

2日目 SKY-1飛行講習会  (関西模型飛行場(京都府・宇治市))

 二日目は、SKY-1の試験飛行でいつもお世話になっているKMA関西模型飛行場で、飛行訓練を行いました。講師は1日目から引き続き、中西さん、そし て、ラジコン飛行機インストラクターの柳原さんにもご協力いいただきました。受講者には、まず、操縦がやさしい、中型エンジン機でラジコン飛行機の操縦に な れていただき、その後、自分でつくったSKY-1の操縦を試みていただきました。皆さん、上達がはやく、一日で、上空での旋回飛行をこなせるようになりま した。離着陸をマスターするにはもうすこし飛行時間が必要ではありますが、後は、各自、シミュレーターなどを活用しつつ、がんばっていただきたいところで す。もちろん、早く上達するためには、地元のラジコンインストラクターから指導を受けるのが、最適です。
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kojima_san
  鈴木さんのSKY-1
  安部さんのSKY-1
  小島さんSKY-1を操縦中
sky1s






ずらりと並んだSKY-1
翼部分と胴体部分に分解できるので、一度にたくさん運べます。

ご参加のみなさん、講師のみなさん、ありがとうございました。
SKY-1が参加の皆さんの研究・教育活動に役立つことを期待しております。
今後も、SKY-1研究予算が確保できれば、同様の企画を行いたいと考えております。
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